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静かな倉庫街からはじまった炭谷町の40年
若者の街・アメリカ村が生まれるまで
アメリカ村は倉庫や駐車場だらけの静かな街だった
大阪のメインストリート御堂筋の東側に位置する心斎橋筋商店街は、当時からそごうや大丸など百貨店など名店が立ち並ぶ常に多くの人で賑わう繁華街でした。

しかし現在アメリカ村と呼ばれている西心斎橋(旧:炭屋町)地区は、心斎橋筋商店街に構える店舗の倉庫、駐車場、オフィス、住宅があるだけで、商業的な賑わいから縁遠い町でした。

ただし、後に現在のアメリカ村の原点となる存在として、大丸百貨店のデザイン事務所やアイビールックで風靡した石津謙介氏の株式会社ヴァンヂャケットなど、若いクリエイターが街を出入りしていました。
当時の流行:ダッコちゃん/うたごえ喫茶/ツイスト/ボウリング/グループサウンズ 等
新発売商品:カラーテレビ/コカ・コーラ/ポラロイドカメラ/リカちゃん人形 等
カフェからはじまった若者達の若者のための街づくり
1969年、空間デザイナー日限萬里子氏が三角公園前にカフェ「LOOP(ループ)」をオープン。若いデザイナーたちを中心に、感度の高い若者が徐々に集まり始め、街の空気も少しずつ変わりだしました。

その中から「この街をただの倉庫街にしておくのはもったいない」という声が自然発生的に出始め、成熟した心斎橋筋商店街に対抗して、若者の街"アメリカ村"創成期がスタートしたのです。

また当時、心斎橋を拠点に活躍していたグラフィックデザイナー・黒田征太郎氏や日本の女性下着に革命をもたらしたデザイナー・鴨居羊子氏など新進気鋭のクリエーターらからの支持を受け、徐々に単なる倉庫街から新しい文化を発信する街へ脱却していきました。

空いていた倉庫や駐車場など家賃の安い物件を利用して、日本ではまだ珍しく高価で入手困難だった中古レコードやジーンズ、Tシャツ、古着、サーフボードなどをフリーマーケット形式で販売。現在のアメリカ村のショップの原点が形成されたのです。
当時の流行:フォークソング/学園ドラマ/パンダ/暴走族/スーパーカー 等
新発売商品:カップラーメン/クォーツ腕時計/ポラロイドカメラ/ぴあ創刊/ウォークマン 等
当時の三角公園
(1970年第後半)
当時の三角公園
(1970年第後半)
大阪の若者から評価を得たアメリカ村
そういった若者たちの目論見は見事成功。当時、日本で貴重だった本場アメリカのアイテムが話題となり、多くの若者たちで賑わいだしました。そしてテレビやファッション誌などには「アメリカ村」として紹介されるようになりました。

1982年 日航ホテル大阪オープン。翌1983年 無印良品の進出で若者も一気に増加し「ヤングファッションの街」へと成長がはじまりました。
当時の流行:アイドル/漫才/マイケル ジャクソン/エリマキトカゲ/いかすバンド天国 等
新発売商品:ガンプラ/ルービックキューブ/使い捨てカイロ/ファミコン/CD 等
ピース オン アース製作中の黒田征太郎氏
(1983年)
改装された三角公園
(1984年)
イベント@旧南中学校 ※現:BIG STEP
(1987年)
バンド@旧南中学校 ※現:BIG STEP
(1987年)
BMX@旧南中学校 ※現:BIG STEP
(1987年)
流行の最先端を走りはじめた若者のメッカ
1990年 タワーレコード。1993年 BIG STEP。1994年 OPAなど大型店舗および施設が開業。そのほか、ユナイテッドアローズ、ビームス、シップスなど大型店舗の進出。ファッションだけにとどまらず、ライブハウスや映画館など、若者をターゲットとした施設の誕生により、この10年で約10倍となる2,500もの店舗数となったアメリカ村は、大阪で行きたい観光地の上位に挙げられるほどの注目を集める、日本有数の「若者のメッカ」として全国的に有名になりました。

ファッションだけではなく、音楽、グラフィックデザインなど、独自で将来の夢を描く若者たちはきっかけを求めてアメリカ村を出入りし、店舗スタッフとの交流から、様々な分野で新たなコミュニティが生まれていったのです。
当時の流行:おやじギャル/Jリーグ/メジャーリーグ/コギャル 等
新発売商品:スーパーファミコン/ナタデココ/たまごっち/エアマックス/Gショック 等
バンド ライブ@三角公園
(1994年)
ファッション ショー@三角公園
(1994年)
来街客で賑わう三角公園周辺
(1997年)
若者たちは"個性"と"人のつながり"を求めてアメ村に集う
大阪にとどまらず、関西においても「若者=アメリカ村」が定着した2000年代は、インターネット普及により、より広く詳しく知られるようになりました。

元々、独自性の強い街であるということもあり、アメリカ村には個性のある若者が増加。ファッション/音楽/アートなど、街に溢れるあるゆるコミュニティに参加し、ショッピングだけ限らず、感性を共有できる人とのつながりを求めるようになったのです。

現在のアメリカ村には、この街発祥のきっかけとなった"LOOP"のような空間が数多く点在しているのです。
近年、当時アメリカ村で遊んでいた若者たちが、商店主となったり、イベントを開催したり、ライブをしたり、とまたアメリカ村に戻りこの街で培った感性を発信しています。

これからも繰り返されるこのサイクルによって、アメリカ村には常に若者が溢れているのです。
当時の流行:サッカー/ハリー・ポッター/芸人/ちょいワルオヤジ/萌え/韓流 等
新発売商品:iPod/iPhone/ユニクロ/デジカメ/液晶テレビ 等
大型施設も増えたアメリカ村
(2000年)
ライブイベントも活発に@RIBIA
(2002年)
企業プロモーション@BIG STEP
(2010年)
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